第4話 「まずPMという仕事と向き合います」
Spoon で、映像制作を目指すことになると、まずプロダクションマネージャー(PM)という職種に就きます。この仕事は担当プロデューサーのもとで、映像コンテンツを作るために必要な材料や機材や情報やスタッフなどを手配する仕事で、そのすべてのスケジュールとそれにかかわる予算をハンドリングします。
基本的な専門知識を身につけるのに少し時間がかかりますけど、それが粗方わかってきたら、PMのチーフという役割が出来るようになるんですね。それに要する時間は、わりとシンプルな仕事なら1年くらい、けっこう難易度の高いものでも3 年くらいでしょうか。当然個人差もありますし、仕事の種類によって得意不得意も出てきますから、一概には言えません。
まあ仕事は早く覚えるに越したことはないんですけど、どれくらい深いところで身に付いているかということがけっこう重要で、いわゆる知識も必要なのだけど、ものを作る上での考え方が、どれほど鍛えられているかというあたりが大事なんです。
このチーフという仕事が出来るようになると、ちょっと風景が変わってきます。それまでは、まわりの人達や、刻々と変化していく状況に振り回されてるとこが多いんですけど、少し自分の考えで仕事を動かしていけるようになってくるんですね。こうなってくると、人によってやり方に個性が出てきます。
その延長線上にプロデュースという仕事がちょっと見えてくるんです。
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※向井の就活コラムとは。
2018年度新卒者募集時の企画「向井のコラム」として、2017年3月6日〜7月18日までの期間、スプーンのFacebookページにて掲載したものの、再構成です。全10話にわたり、主に就活中の学生の皆さんに向けて、というテーマで、仕事のこと、スプーンという会社のことを綴ったものです。